中村哲氏「アフガンに命の水を」。

昨日、近所のホールに「ペシャワール会」の中村哲さんが来ました。チケットは大人気で完売状態、当日券にも列ができました。

最初に、おそらく「報道ステーション」の映像と思われるビデオが流れました。学校を作ったそうです(男子校)。「どの科目が好き?」と聞かれ、目がきらきらしている子供たちが「ぜんぶー」と答えていたのが印象的でした。

中村氏が最初にアフガンに行ったのはらい病の治療のためですが、後に腰をすえて病院を作ることにします。アフガンは貧富の差が激しく、ロンドンやNYなどに治療に行けるような富裕層と、数十円のお金が払えずに医者にかかれない人々(99%)に分かれるそうです。

そうこうしている内に旱魃がアフガンを襲い、畑が枯れてしまいました。病気を治療する以前の問題として、中村氏は農業用水路を作ることにしたそうです。ちなみにアフガンは標高7000m級の山も多く、富山と同様に雪解け水には恵まれているそうです。

そして、日本で江戸時代くらいに使われていた技術を用い、水路を完成させました。針金で作ったかごの中に石を詰め込み水路の壁とします。水路のほとりには柳を植え、天然のかごとします。こうやって多くの場所に緑がよみがえりました。旱魃のため畑を捨てて難民となっていた人たちも戻ってきます。

もちろんいいことばかりではなく、これは会報で知ったことですが、作業中に米軍から空爆されたこともあったそうです。アフガン人は日本人が好きですが、米国と仲のよい日本に対して対日感情は悪くなる一方だそうで。

拉致され亡くなった伊藤氏の話もありました。日本をはじめ先進国のメディアが言っていることは間違っていて、誘拐グループの数丁の銃と、捜索隊の数百の銃との間で銃撃戦があったのだそうです。その後、中村氏は日本人スタッフを全員日本へ返し、ひとりでアフガン人らとともに働いています。

中村氏は非常にユーモアのセンスがある方で、ぽつんぽつんと話す中でとぼけたジョークをかまし、何度も会場の人々を笑わせていました。

最後に、今夜富山市内でコンサートを行っている加藤登紀子氏が現れ、もともと知り合いだそうですが、ステージ上で漫才のような掛け合いがありました。楽しいハプニングでした。

こんな機会がもっとあったら元気が出るのに、と思ったしだいです。

2 thoughts on “中村哲氏「アフガンに命の水を」。

  1. 加藤登紀子さんのTwitterをフォローしている友人がいまして、加藤さんが中村さんの講演を聴きに行ったそうだと聞きました。お話を聴いただけでなく、ステージにも上がられたんですね。お得な講演会でしたね。

  2. marikoさん、コメントありがとうございます。
    確かに一度で二度おいしい講演会でした。富山でやってくれないかなと思っていたのですが、まさか同じ市でやるとは思いませんでした。

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