「パパは楽しい躁うつ病」。

斉藤茂吉の息子、という肩書きも不要なほどの「躁うつ病」を世に知らしめた北杜夫&その娘の窓際OL、斉藤由香との対談。

躁うつ病の患者は家族と一緒に住んでいたほうがいいと言う。いざというときに客観的に観察してくれる相手がいると、医師のほうでも対策が立てやすい。この本の中でも「パパこれこれのことしたでしょ」と言われ、「そうだっけなぁ」みたいなのが出てくる。

わたしが北杜夫の主治医だったら、次は何が出てくるかわくわくしただろうなぁ。何せ躁状態になって日本から独立したひとだから。紙幣作ったり功労者を表彰したりして。それでもご本人は「病院に行けばもっとすごいのがいるよ」とあっさり言う。

躁状態のときに妻にあてたメモの束も出てくる。写真アリ。躁状態のときは朝から株をやるそうだ。かと思えば鬱になって夜まで起きてこなかったりもする。

今までいろんな苦労があっただろうが、2人して笑い飛ばしてしまっているのがすごい。面白く躁うつ病というものを知りたい方にはお勧め。