無花粉スギ「はるよこい」。

富山県林業試験場[Link]

 「はるよこい」は1992年に富山市内の神社で偶然発見された無花粉スギ(タテヤマスギの突然変異体)の種から育成した品種で,「花粉がない」「初期成長がよい」「さし木の発根能力が高い」といった特徴を持っています(写真-1).このスギは,外見上普通のスギと同じでなんら変わったところはありません.花粉がつまっている雄花も普通のスギと同じように形成されていきます(写真-2).しかしながら,雄花の中を顕微鏡で詳しく観察してみると,花粉の基となる細胞(花粉母細胞)は,作られるものの,途中から花粉粒が肥大していき,最後には全く花粉がなくなってしまいます(写真-3,4).また,このスギからとれた種子の発芽率も普通のスギと変わりなく,苗の生育も順調であることから,種子をつける雌花の機能は正常です.このように花粉が作られない性質は「雄性不稔(ゆうせいふねん)」と呼ばれ,トウモロコシやタマネギなどの作物でも見つかっています.

詳しくはリンク先を見ていただくとして、無花粉になったのは突然変異のためで、1つの劣性遺伝子が関わっているそうです。母樹は1本しかないので大量生産は無理らしいと。

それに花粉症にならなくなるとは言っても、今まであった木を切るのもどうかなとは思いますが、どうするんでしょう。平成23年から苗を作り始めるそうです。

(2021/03/16追記:写真を何か撮ったようですが、出てこればだします)

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