しばらくのんびり仕事します。

長めの納期の仕事が2件入ってきて、しかもどちらかというと両方趣味の分野です。楽しく仕事ができそうです。

短い納期で知らない国の文化に合わせると、やはりきつい。少しは主張すべきところを学習しましたけれど。

この機会に持久走の体力をつけたいものです。

「過労自殺と企業の責任」。

過労自殺と企業の責任

過労自殺と企業の責任
旬報社
たいへんドラスチック、もといラディカルな本です。2006/08刊。

出たばかりの本です。仕事で疲れ果てた人々が自殺した後に、さらにご遺族を待っている理不尽な仕打ちがいろいろ書いてある。過去に訴訟になったり係争中の企業の実名も。自殺にいたる原因や病理、ストレス尺度の評価などについても詳しい。一番ページを割いているのが、実際に訴訟になったケースを丹念に追いかけた例で、数件載っている。

救いのない本のように思えるが、こういう本が出たこと自体が救いという気もする。法律用語がかなり多い。

最高裁まで行って企業側敗訴になった例。この企業では「鬼十則」なるものが存在した。社訓だったという。下線部が最高裁で問題になった部分です。

その内容は、何だか書き写しててものすごくいやになるのですが、

1.仕事は自ら創るべきで、与えられるべきではない。
1.仕事とは先手先手と働きかけていくことで受け身でやるものではない。
1.大きな仕事と取組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
1.難しい仕事を狙え、そしてそれを成し遂げるところに進歩がある。
1.取組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは。
1.周囲を引きずり廻せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
1.計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
1.自信を持て、自信がないから君の仕事には迫力も粘りも、そして厚みすらない。
1.頭は常に全回転、八方に気を配って一分の隙もあってはならぬ。サービスとはそのようなものだ。
1.摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。

一審で原告勝訴、二審では原告勝訴だが過失相殺(交通事故でもないのに意味がわかりません)が認められ、企業側の賠償額が減額、両方が上告し、最高裁で原告側勝訴、という事件だったそうです。亡くなった社員はまだ本当に若く、3日に1回徹夜をしていて、ほかの例でもそうですがうつ病になっているのに気づかないまま自ら命を絶ったそうです。

過失相殺というのは、どうも「うつ病になりやすい性格だったから減額します」ということらしいのですが、上の社訓を読めばわかるとおり、企業側は企業に忠実で勤勉な社員を求めていました。

長時間労働のほかに挙げられている危険要素としては、
・クリーンルーム
・上司などのハラスメント(対応が遅れている。最近パワハラでの自殺例がありました)
・海外勤務
・深夜勤などの交代勤務
・高温環境での勤務
などがあります。

この本では、後手後手に回っている厚労省や労基署の対応が厳しい調子で責められています。確かに、パートなどでは雇用保険、労災保険にそもそも入っていない場合が多いですし。何か問題が起こってから「ええっ?」ということになる。加えて、遺族のケアについても短いながら述べてあります。

この前、企業や学校などの担当者に読んでいただきたいと書きましたが、ご遺族が訴訟を起こしたいときにも役に立つ本かもしれないですね。

猫のおしっこの臭いの原因物質とは(2006/10/21 asahi.com)

猫の臭い尿、特別なたんぱく質が原因 岩手大など解明

2006年10月21日08時00分

 猫の尿のにおいが強いのは、尿に含まれる特別なたんぱく質のせいであることがわかった。岩手大の平秀晴教授らと理化学研究所のグループが、米科学誌ケミストリー&バイオロジーの10月号に発表する。

asahi.com:猫の臭い尿、特別なたんぱく質が原因 岩手大など解明 – 社会

このたんぱく質、「コーキシン」という名前だそうで、数分笑いました。「好奇心」が語源ですが、いかにもそれっぽいのです。フェロモンあたりの名前と並べて、まったく見劣りしません(笑

ついでにフェレットの臭いの原因物質も誰かやってくれないかなあ、と思います。飼い主には愛しい臭いです。