肺の生活習慣病。

日本ベーリンガーインゲルハイム社長 大澤昭夫氏のインタビューより引用。

Fuji Sankei Business i 4/27より。

役に立ちそうなので、メールニュースを購読することにしました。

--ところで、もっとも期待している製品は?

 「どの製品にも期待していますが、とくに慢性閉塞(へいそく)性肺疾患(COPD)治療薬『スピリーバ』は今後有望な製品です。COPDは喫煙などが原因で起きる、いわば肺の生活習慣病で、気管支の炎症や肺の気流閉塞によって呼吸困難に陥り、息切れやせき、たんなどの特徴的な症状が出ます。とても怖い病気で、日本では死亡順位も高い(二〇〇三年で第十位)のに、糖尿病などと違ってあまり知られていません。日本には約五百万人の患者がいますが、実際に治療を受けているのはわずか二十一万人程度とみられています」

 ≪早期治療が決め手≫

 --COPDの認知度が低いせいですか

 「その通りです。米国ではCOPDの有病率や死亡率の高さで大きな問題となり、病気として認知がかなり広がっています。日本でもメタボリックシンドロームのように、もっと啓発・啓蒙(けいもう)活動が必要です。COPDは早い時期に治療を始めるのが大事なのですが、現状ではスパイロメーターと呼ぶCOPDの診断装置が日本の診療所には少なく、問診票で手がかりを得ることを勧めています。高齢化社会を迎える中で、COPD患者はこれからも確実に増えていきます。この病気は進行すると、酸素ボンベの携行が必要になるなど、クオリティー・オブ・ライフも損なわれてしまいます。スピリーバーは世界的にもべーリーンガーが独自の活動をしている領域で、COPD治療には非常に効果が大きい。べーリンガーで初めてブロックバスター(売り上げ一千億円を達成)と呼ぶ大型製品にもなっています」

 --COPDの認知度が広がり、治療が進めば将来の医療費抑制にもつながりますね

 「はい。ある試算によれば、COPDの直接医療費だけで国民医療費全体の2%に当たる六千億円、これに休職などの社会的コストの損失を加えると七千五百億円程度のインパクトがあるといいます。つまり、このぐらいの額の医療費が削減できるわけです。早急にCOPDの疾病プログラムを作り上げる必要があります」

喫煙者は今えらく肩身の狭い思いをしていると思いますが、医者にも行っておいたほうが。上の症状、喫煙者にはかなりなじみのある症状なのでは。わたしは元スモーカーですが、院試願掛けで1回禁煙に成功し、やめときゃいいのに受かったとたん吸ってしまいました。1本目は「まずい」と思ったのですが、後の祭りです。

たしか、禁煙してから5年ほど経っていると思います。きっかけは、自分のうちに新生児の甥っ子が来ると知ったから。新生児に副流煙を吸わせるのはいやだったので。特に何も使ってませんが、最初は飴やガムの消費量がすごかったです。広島時代の内科医によると、2年でほぼ成功だそうで。今はタバコを吸って行った後の残り香で、どの辺の銘柄か見当がつくくらいです。かなり強いものも吸ってましたので。具体的にはセブンスターあたり(周りにとめられて別のにしました)。

最近まで「しまったタバコ吸ってしまった」という夢を見ることがありました。

禁煙が有効かどうか、という例外は精神科の患者さんです。医師が甘いというのもありますが、たとえばネット上の禁煙マラソンは精神科にかかっている人を除外して(はじいて)います。かかっているストレスとタバコを吸う害をはかりにかけて、まずは治療を優先させてからというのが手っ取り早いのではないかという気がします。

余談ですが、こんな映画もあります。

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ポニーキャニオン
タバコ業界の内部告発。法廷もの。