夜をま青き藺むしろに、 ひとびとの影さゆらげば、
遠き山ばた谷のはた、 たばこのうねの想ひあり。
夏のうたげにはべる身の、 声をちゞれの髪をはぢ、
南かたぶく天の川、 ひとりたよりとすかし見る。
縦書き表示可能。
〔夜をま青き藺むしろに〕from 宮沢賢治の童話と詩 森羅情報サービス
夜をま青き藺むしろに、 ひとびとの影さゆらげば、
遠き山ばた谷のはた、 たばこのうねの想ひあり。
夏のうたげにはべる身の、 声をちゞれの髪をはぢ、
南かたぶく天の川、 ひとりたよりとすかし見る。
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〔夜をま青き藺むしろに〕from 宮沢賢治の童話と詩 森羅情報サービス