大学の暗部—-精神疾患と絡めて(長文)。

asahi.comより

セクハラによる心の病は「労災」 厚労省が労基署に通知
2005年12月13日06時27分

厚生労働省は今月、職場での性的嫌がらせ(セクシュアル・ハラスメント)によってうつ病などの心の病が起きた場合、労働災害に認定しうる、との見解をまとめ、全国の労働局に通知した。旧労働省は99年、ストレスによる労災を認定する際の「判断指針」にセクハラ被害も盛り込んだが、被害者が労働局の一線機関である労働基準監督署に申請しても、「セクハラは業務上の行為ではない」として労災が認められないケースが相次ぎ、批判が強まっていた。(後略)

男女逆もありますが、ろくな対応はされてないでしょうね。

「パワハラ」で労災認定、上司しっ責で自殺の営業所長 (読売新聞)

—元記事が消えているので全文引用、孫引きです。

 東証1部上場の道路工事会社「前田道路」(本社・東京)の愛媛県内の営業所長だった男性(当時43歳)が昨年9月に自殺したのは、上司からしっ責され続け、心理的な圧迫を受けたことが原因などとして、新居浜労働基準監督署は労災と認定し、27日、妻の岩崎洋子さん(43)(松山市)に通知した。

 弁護団は「パワーハラスメント(職権による人権侵害)が原因と認められた異例のケース」としている。

 弁護団によると、男性は2003年4月に営業所長になったが、昨年7月ごろから、契約料を発注元から減額されるなどして売り上げ目標が達成できず、四国支店(高松市)に呼び出され上司に厳しくしっ責された。昨年8月には、下請け工事代金が滞ったため、家の預金から150万円を引き出して業者に支払った。

 しかし、営業成績は不振が続き、上司から「所長として能力がない」と約2時間責められるなどしたため、うつ病になったという。同年9月になってもしっ責は続き、休日明けの13日に、「怒られるのも言い訳するのもつかれました」などとの遺書を残し、営業所敷地内で首をつり自殺した。

パワハラと書くとかっこいいようですが、英語だと単なる”bully”です。いじめですよ、いじめ。

そして、一応運が良ければ死んでから労災認定されることもありますが、ほとんどは無駄死にです。以前書いたように、労基署もいちいち全部に対処していられないのでしょうか、抜け道があるからでしょうか。さらに、監察医制度がない地方都市では死因もロクに分かりませんし(多分)。でもそれは社会人の話。

怖いことに、大学内では「隠蔽」というものが存在します(でしょ?)。愚痴りに行く場所はそうですね、保健センターくらいですかね。ここを読んでる方、大学関係者が多いみたいですからご存じでしょう。学校に来なくなっちゃう子とか、退学しちゃう子とか。

誰かが死ぬまでだれも対策を取らない、それは交通事故やDV、モラルハラスメント、ストーカー、リンチ殺人、幼児殺人事件、いろんな犯罪に言えることですが。こんな感じで数値化できれば納得してもらえるんですかね。

独立行政法人 産業技術総合研究所 ■唾液でストレスを手軽に測るラボチップの開発に成功

確かに便利かもしれませんが、「自己愛」が強すぎるえらそうな人をどうにかしないと、いつまで経っても自殺者は減らないと思いますが。またこれが、どうしようもなさそうな感じです。うつ病者が増えているってのは本当かいな、という現役精神科医の意見を読んだこともありましたし。偉そうな人が増えてるだけだったりして。

こういう犯罪行為、人を深く傷つけちゃう行為をやっちゃう人は、自分の行為に自覚がない場合があって、たとえば「なんかおかしいんじゃない?」と言おうものなら逆ギレするはず。とても言えやしない(仕事上経験あり)。大体、「死んじまえ!!!」とか「ぐずぐずするな!」とか言われつづけて正気でいられる人は、バカボンのパパみたいになんかネジが抜けちゃっていると思う。

よく聞いてみるとそういう経験で学校や会社からドロップアウトしている人は結構多い。特に高学歴者、または分からなくてもいいことに気づいちゃうような神経の細かい人。そうして、泣き寝入りして「失業者」にカウントされるくらいならましな方で、社会に出る前にそうなっちゃうと、統計にも入りません。

わたしの学歴にしても、えらそーに見えるのが嫌で書きたくないのが本音です。そのうち面倒くさくて伏せ字にしちゃうかもしれません。

関連資料

上司殿!それは、パワハラです

上司殿!それは、パワハラです
日本経済新聞社
管理者向け。職場環境の面からの弊害、対策、部下の指導の仕方など。

NHK福祉ネットワークより

http://www.nhk.or.jp/fukushi/utsu/file/22.html

ここに出てくる支援機関、MDAは純粋な「うつ状態・うつ病」しかサポートしていませんのでご注意を。他に躁とか神経症とかつくとはじかれます。

記事の下の方に書いてあるEAPプログラムは、会社などで使えそうな感触がありますが、導入している企業自体が模索中なのではないでしょうか。精神科医にもいろんな方がいますし。本も出ているのですが、お薬飲んでのんびり休むのが一番いいんではないかな。

電車が10分遅れたくらいで騒がれる国なんて他にないんですけどね、知ってる限り。これが国民性だったらどうしようもないですね(諦め気味)。

NHKが昨夜ドキュメントをやってましたけど、うつだけが自殺の原因ではないです。ざっと見ただけで「介護に疲れた」「店がうまくいかない」などの理由がありました。実際、ああいうつきっきりで見てくれるお医者さんはかなり珍しいのではないでしょうか。それで精神保健法32条が「自立支援法」で改悪されようとしているわけですが。障害者の収支は赤字なんですがね。

予想ですが、自殺は更に増えるのではないでしょうか。

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