わたしは一応イタチ科のフェレットと遊びながら暮らしている。通算3匹。いわゆる「エキゾチックアニマル」だ。ただ、紀元前からエジプト人にペット化されていたという話があり、立派な愛玩動物だ。日本に入ってきたのは約10年ばかり前。ヨーロッパの草原で穴を掘ってネズミなどを捕ってたらしい。
さて、そのフェレットだが、警戒心というものがまるでなく、人なつこい。人間を基準にすると、3才程度の知能を持つ(身内で確かめた)。
で、これがどうインフルエンザとつながるか教えよう。実はフェレットにはヒトの呼吸器疾患が感染するのだ。わたしの知る限り唯一の動物。だから、SARS(Nature)のときは猫とフェレットを使ったし、インフルエンザでの試験もたいていフェレットを使っている。
SARSは香港大とヨーロッパの共同研究だった記憶があるが、
中国人でも動物好きはいる。
動物好きの研究者もいたかもしれない。実験に使われた動物の大きな慰霊碑が建ったというのが唯一の救い。
SARSワクチンに貢献 実験動物らの慰霊碑建つ人民網:人民日報社